昨日11月16日(日)第17回近畿薬剤師学術大会に
あおば薬局、みどり薬局の薬剤師8名が参加してきました。
第17回大会は、和歌山市で開催され、多くの薬剤師が集って、日常の取り組み成果を
発表し、情報の共有を行いました。
あおば薬局からも1演題発表しました。
在宅における多職種連携の取り組みでした。
在宅で薬物治療における様々な制約があり服薬困難な患者を薬剤師や医師、訪問看護師
ケアマネ、ヘルパーの方がと協力することで、患者様の意思を尊重しながら取り組んだ内容でした。
薬を飲むことを拒まれる中で、薬の数を最小限にし、その間様が飲みやすくするための創意工夫
などしながら、根気よく関わってくれた事に、感動しました。
決して、薬剤師だけで何もかも解決することはなく、むしろ解決できない事の方が多いか中で
その患者様に関わり続ける事を実践してくれました。
問題解決のために、多くの方々にも相談し、助けて頂いた事例でした。
嬉しかった事は「あおば薬局に行ったら何とかしてくれると言ってもらえるようになりたい」と
結んだ言葉でした。
多くの患者様・家族、多職種の方々と取り組む中で、医療人として大事な心を身に着けて
くれていると感じました。
とかく利益優先、コストカット優先のぎすぎすした社会の中で、暖かい心で接してくれて
いる薬剤師があおば薬局にいる事を誇りに思いました。
発表後の質問でも、血が通った熱い発表でしたとお褒め下さいました。
この言葉を胸に持ちつつ、今日も患者様の家へ行ってくれるのでしょう。
あおば薬局の薬剤師は、患者様、家族、多職種、地域住民の方々から多くのことを
学ばせて頂いています。
今後も、精進を重ねて一人でも多くの患者様に喜んでいただけるように
頑張っていきたいと思います。
その時の画像です。(ピンボケですみません)
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それ以外にも本当に有意義な勉強になる演題発表が多数ありました。
和歌山医科大学附属病院の薬局と地域の保険薬局の患者さまへの吸入指導
の取り組みでは、医師から吸入指導依頼が患者様を通じて保険薬局に持ち込まれます。
その依頼を受けた薬剤師は、患者様に適切に吸入が出来るように指導を行います。
そして、指導報告を院内薬局へFAXし、それを見た病院薬剤師が、状態に合わせて
医師に報告、場合によっては薬の変更などを行っているそうです。
それを続ける事で患者様の吸入への理解が進んで、有効な治療と副作用の早期発見
に繋がっているそうです。
京都でも同じような吸入指導症例の発表がありました。
今は、医薬分業が進んでいますが、独りの患者様を支えるために病院薬剤師と
保険薬剤師が情報を共有し、協働した取り組みが必須となっていると感じました。
病院と保険薬局で働く薬剤師ですが、お互いに物事を見る「ものさし」が違っても、
意見を出し合って、まずは部分的な所でも「同じものさし」を持って取り組む姿勢に
尊敬の念を持ちました。本当に苦労があったんだろうなと容易に想像できます。
その他いろいろ勉強できました。
次回は、来年8月30・31日 神戸であるそうです。
また、行きます。
(富士さん)
(富士さん)